2022年4月8日 のアーカイブ

令和4年度入学式を挙行しました!

2022年4月8日 金曜日

4月8日(金)、計241名の新入生を迎え、令和4年度入学式を挙行しました。

校長式辞では、新入生に向けて
本校で身に付けてほしい三つの力
・人間性
・社会性
・専門性

についてのメッセージが伝えられました。

新入生の皆さん、美作地域唯一の工業高校である本校で
『至誠貫行』の校訓を胸に、失敗を恐れず様々な挑戦をし
地域社会のために貢献できる人財となってくれることを期待しています。

校長からの式辞を紹介します。
* * * * *

令和4年度入学式 式辞

 春の香りが満ち溢れる、春爛漫のこの佳き日に、保護者の皆様が見守る中で、令和四年度入学式を挙行できますことを、この上ない喜びと感じますと共に、心から感謝申し上げます。
  ただいま入学を許可いたしました241名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。教職員をはじめ、皆さんの先輩となるすべての在校生が、皆さんの晴れの入学を祝福し、心から歓迎いたします。

  今、皆さんの、凛とした姿に、高校生活に対する期待と喜びを、ひしひしと感じます。いよいよ津山工業高校での高校生活が始まります。
  本校の校訓は、『至誠貫行』です。  「至誠」とは、「とても誠実なこと。また、その心のこと」をいいます。すなわち、「自分だけの利益や欲求を加えることなく、偽りや飾りのない清い心で」という意味です。
 「貫行」とは、「貫いて、やりぬくこと」をいいます。すなわち、「惑うことなく一筋に、粘り強く取り組み、最後までやりぬく」という意味です。  したがって、『至誠貫行』とは「清い心で粘り強くやりぬく」ことであり、「社会のために貢献する」ということです。

  3年後、皆さんの多くは、ここ美作地域の企業等に就職し、美作地域のために貢献できる人財になっていることでしょう。
 その責任を果たすため、本校で三つの力をつけて欲しいと思います。

 一つ目は、人間性です。自己を理解し管理する「自己管理力」や郷土を愛し、地域の発展に貢献する「地域を愛する力」をつけてください。
  二つ目は、社会性です。多様な他者とコミュニケーションをとる「協働力」や課題を発見し、解決に挑戦する「挑戦力」をつけてください。
 三つ目は、専門性です。アイデアを形にする「創造力」や本物のものづくりを実現する「専門力」をつけてください。
 これらの力は、一つの目標にひたむきに取り組むことで得られるものです。  途中失敗することもあるでしょう。
 しかし、皆さんが仲間とともに額に汗し、心に涙する経験こそが、心豊かな人間へと成長させてくれます。失敗を恐れず挑戦してください。きっと、将来美作地域を支える財産となってくれることと期待しています。

 結びにあたり、保護者の皆様に申し上げます。
 本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。  成人年齢が引き下げられた今、高校の3年間は、勉学に励み、自分自身を見つめ、個性を磨き、大人としての判断力と見識を備えるために残された最後の時間です。
 道に迷うこともあるでしょう。  私ども教職員一同、誠心誠意、全力を尽くし、保護者の皆様と手を取り合って、お子様を支援してまいる所存です。
 保護者の皆様には、社会に出てからお子様が一人で様々なことに対処できるよう、しっかりと見守っていただきますとともに、本校の教育に対しまして御支援・御協力をいただきますようお願い申し上げます。
 新1年生の入学を心から祝福し、3年後には立派な技術者になることを願い、式辞といたします。

令和4年4月8日
岡山県立津山工業高等学校
校長 髙林 康徳

【峰南寮】入寮式を行いました!

2022年4月8日 金曜日

美作地域唯一の工業高校である本校は
峰南寮(男子寮)を設置しています。

近年は県北だけでなく県南から本校へ進学する生徒も利用しています。

4月8日、今年度8名の新入寮生を迎え 入寮式を行いました。
これから総勢24名が、学年や出身地域の違いを超え
助け合い学び合う共同生活がスタートします!

>峰南寮の情報はこちら

令和4年度新任式・1学期始業式を行いました!

2022年4月8日 金曜日

2022年4月8日(金)、令和4年度新任式・1学期始業式を行いました。

感染対策を講じながら体育館で行い、新任者や新担任の紹介も対面形式で行うことができました。

新任式では、新任の教職員が一人ひとり紹介されました。
生徒から自然と拍手が沸き起こる温かい雰囲気の中
13名の新任の教職員と生徒が対面しました。

校長式辞

校長式辞では、校訓の「至誠貫行」を胸に
非常変災やコロナウイルスの影響などで
生活様式が急速に変化し続ける世の中でも
一歩づつ歩みを進め
粘り強くやりぬくことができる人材として成長してほしいという
メッセージが伝えられました。

校訓の「至誠貫行」を胸に、
気持ちを新たにする始業式となりました。

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令和4年度1学期始業式 式辞

 今日、皆さんの令和4年度の高校生活が始まりました。
 皆さんは、今年度の目標をもって、今日登校したでしょうか。
 私は、4月1日に本校に赴任し、市役所や商工会議所、地元企業、本校同窓会会長など地域の方々に挨拶をして回りました。そこで、地域の方々の本校への期待と注目度の高さを感じることができました。そのような、地域の方々の思いに接することができ、この津山工業高校をどのような学校にするか目標を立てました。
 その目標を一言で表すと、「至誠貫行」
 ここにいる、2年生、3年生の皆さんは、この言葉をよく知っていますよね。
 これは、本校の校訓です。この意味は、本校のホームページでも紹介されていますが、 

  「至誠」とは、「とても誠実なこと。また、その心」のことをいう。すなわち、「自分だけの利益や欲求を加えることなく偽りや飾りのない清い心で」という意味である。私利私欲を求めない志は、「社会のために」と理解できる。
  「貫行」とは、「貫いて、やりぬく」ことをいう。すなわち、「惑うことなく一筋に、粘り強く取り組み、最後までやりぬく」という意味である。
  以上より、「至誠貫行」とは、「清い心で粘り強くやりぬく」ことであり、「社会のために貢献する」ことに他ならない。

 これが、本校校訓の意味です。
 皆さんの多くは、卒業後、ここ美作地域の企業に就職し、美作の地域を支える人材になっていきます。皆さん一人一人を美作地域の財産となる人財に育成すること。それが私の目標です。
 今の世の中を見ると、豪雨や地震など非常変災が、いつどこで起こるか分かりません。新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は大きく変化しました。
 今までの経験や方法が通用しない世の中になってしまいました。
 そのような世の中でも、皆さんは一歩ずつ確実に前進していく必要があります。
 最初から100点を目指すと、課題ばかり見えて、なかなか一歩踏み出すことはできません。最初は、60点でもいいのではないでしょうか。まず一歩踏み出すこと、行動を起こすことが重要だと思います。
  新しいことに取り組むと、失敗はつきものです。どうぞ、本校在学中に多くの失敗をしてください。ただし、失敗したときには、どうして上手くいかなかったのか、どうしたら改善できるかということを、全力で考えてください。
  これが「粘り強くやりぬく」ことです。

 また、皆さんが技術者として美作地域に貢献するためには、確固たる技術を身につけておく必要があります。そのためには、卒業するまでに一人一つは資格を取得してください。将来、高校時代には、部活動との両立は苦しかったけど、頑張って資格を取っておいてよかったと思う日がきっときます。直接その資格を使うことはなくても、資格試験に合格するための勉強方法を身につけておけば、将来の仕事で必要な資格試験に合格できるでしょう。

  まだ、自分自身の目標を立てていない人は、将来、自分がどのような仕事に就いて、どのような生活をしているのかを考えて、今年度の目標を是非立てて、その目標が達成できる、あるいは近づけるように、この1年間を有意義に過ごして欲しいと思います。

 この1年が皆さんにとって充実した1年になることを期待して、式辞といたします。