令和4年度入学式を挙行しました!

4月8日(金)、計241名の新入生を迎え、令和4年度入学式を挙行しました。

校長式辞では、新入生に向けて
本校で身に付けてほしい三つの力
・人間性
・社会性
・専門性

についてのメッセージが伝えられました。

新入生の皆さん、美作地域唯一の工業高校である本校で
『至誠貫行』の校訓を胸に、失敗を恐れず様々な挑戦をし
地域社会のために貢献できる人財となってくれることを期待しています。

校長からの式辞を紹介します。
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令和4年度入学式 式辞

 春の香りが満ち溢れる、春爛漫のこの佳き日に、保護者の皆様が見守る中で、令和四年度入学式を挙行できますことを、この上ない喜びと感じますと共に、心から感謝申し上げます。
  ただいま入学を許可いたしました241名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。教職員をはじめ、皆さんの先輩となるすべての在校生が、皆さんの晴れの入学を祝福し、心から歓迎いたします。

  今、皆さんの、凛とした姿に、高校生活に対する期待と喜びを、ひしひしと感じます。いよいよ津山工業高校での高校生活が始まります。
  本校の校訓は、『至誠貫行』です。  「至誠」とは、「とても誠実なこと。また、その心のこと」をいいます。すなわち、「自分だけの利益や欲求を加えることなく、偽りや飾りのない清い心で」という意味です。
 「貫行」とは、「貫いて、やりぬくこと」をいいます。すなわち、「惑うことなく一筋に、粘り強く取り組み、最後までやりぬく」という意味です。  したがって、『至誠貫行』とは「清い心で粘り強くやりぬく」ことであり、「社会のために貢献する」ということです。

  3年後、皆さんの多くは、ここ美作地域の企業等に就職し、美作地域のために貢献できる人財になっていることでしょう。
 その責任を果たすため、本校で三つの力をつけて欲しいと思います。

 一つ目は、人間性です。自己を理解し管理する「自己管理力」や郷土を愛し、地域の発展に貢献する「地域を愛する力」をつけてください。
  二つ目は、社会性です。多様な他者とコミュニケーションをとる「協働力」や課題を発見し、解決に挑戦する「挑戦力」をつけてください。
 三つ目は、専門性です。アイデアを形にする「創造力」や本物のものづくりを実現する「専門力」をつけてください。
 これらの力は、一つの目標にひたむきに取り組むことで得られるものです。  途中失敗することもあるでしょう。
 しかし、皆さんが仲間とともに額に汗し、心に涙する経験こそが、心豊かな人間へと成長させてくれます。失敗を恐れず挑戦してください。きっと、将来美作地域を支える財産となってくれることと期待しています。

 結びにあたり、保護者の皆様に申し上げます。
 本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。  成人年齢が引き下げられた今、高校の3年間は、勉学に励み、自分自身を見つめ、個性を磨き、大人としての判断力と見識を備えるために残された最後の時間です。
 道に迷うこともあるでしょう。  私ども教職員一同、誠心誠意、全力を尽くし、保護者の皆様と手を取り合って、お子様を支援してまいる所存です。
 保護者の皆様には、社会に出てからお子様が一人で様々なことに対処できるよう、しっかりと見守っていただきますとともに、本校の教育に対しまして御支援・御協力をいただきますようお願い申し上げます。
 新1年生の入学を心から祝福し、3年後には立派な技術者になることを願い、式辞といたします。

令和4年4月8日
岡山県立津山工業高等学校
校長 髙林 康徳

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