2022年4月8日(金)、令和4年度新任式・1学期始業式を行いました。
感染対策を講じながら体育館で行い、新任者や新担任の紹介も対面形式で行うことができました。
新任式では、新任の教職員が一人ひとり紹介されました。
生徒から自然と拍手が沸き起こる温かい雰囲気の中
13名の新任の教職員と生徒が対面しました。

校長式辞では、校訓の「至誠貫行」を胸に
非常変災やコロナウイルスの影響などで
生活様式が急速に変化し続ける世の中でも
一歩づつ歩みを進め
粘り強くやりぬくことができる人材として成長してほしいという
メッセージが伝えられました。
校訓の「至誠貫行」を胸に、
気持ちを新たにする始業式となりました。
課長等の紹介 担任紹介 生徒会長挨拶
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令和4年度1学期始業式 式辞
今日、皆さんの令和4年度の高校生活が始まりました。
皆さんは、今年度の目標をもって、今日登校したでしょうか。
私は、4月1日に本校に赴任し、市役所や商工会議所、地元企業、本校同窓会会長など地域の方々に挨拶をして回りました。そこで、地域の方々の本校への期待と注目度の高さを感じることができました。そのような、地域の方々の思いに接することができ、この津山工業高校をどのような学校にするか目標を立てました。
その目標を一言で表すと、「至誠貫行」。
ここにいる、2年生、3年生の皆さんは、この言葉をよく知っていますよね。
これは、本校の校訓です。この意味は、本校のホームページでも紹介されていますが、
「至誠」とは、「とても誠実なこと。また、その心」のことをいう。すなわち、「自分だけの利益や欲求を加えることなく偽りや飾りのない清い心で」という意味である。私利私欲を求めない志は、「社会のために」と理解できる。
「貫行」とは、「貫いて、やりぬく」ことをいう。すなわち、「惑うことなく一筋に、粘り強く取り組み、最後までやりぬく」という意味である。
以上より、「至誠貫行」とは、「清い心で粘り強くやりぬく」ことであり、「社会のために貢献する」ことに他ならない。
これが、本校校訓の意味です。
皆さんの多くは、卒業後、ここ美作地域の企業に就職し、美作の地域を支える人材になっていきます。皆さん一人一人を美作地域の財産となる人財に育成すること。それが私の目標です。
今の世の中を見ると、豪雨や地震など非常変災が、いつどこで起こるか分かりません。新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は大きく変化しました。
今までの経験や方法が通用しない世の中になってしまいました。
そのような世の中でも、皆さんは一歩ずつ確実に前進していく必要があります。
最初から100点を目指すと、課題ばかり見えて、なかなか一歩踏み出すことはできません。最初は、60点でもいいのではないでしょうか。まず一歩踏み出すこと、行動を起こすことが重要だと思います。
新しいことに取り組むと、失敗はつきものです。どうぞ、本校在学中に多くの失敗をしてください。ただし、失敗したときには、どうして上手くいかなかったのか、どうしたら改善できるかということを、全力で考えてください。
これが「粘り強くやりぬく」ことです。
また、皆さんが技術者として美作地域に貢献するためには、確固たる技術を身につけておく必要があります。そのためには、卒業するまでに一人一つは資格を取得してください。将来、高校時代には、部活動との両立は苦しかったけど、頑張って資格を取っておいてよかったと思う日がきっときます。直接その資格を使うことはなくても、資格試験に合格するための勉強方法を身につけておけば、将来の仕事で必要な資格試験に合格できるでしょう。
まだ、自分自身の目標を立てていない人は、将来、自分がどのような仕事に就いて、どのような生活をしているのかを考えて、今年度の目標を是非立てて、その目標が達成できる、あるいは近づけるように、この1年間を有意義に過ごして欲しいと思います。
この1年が皆さんにとって充実した1年になることを期待して、式辞といたします。