2022年2月17日 のアーカイブ

【土木科3年生】課題研究での取組について(その2)

2022年2月17日 木曜日

土木科3年生課題研究での取組その1に続き、③ものづくり班 ④コンクリート班の取組について紹介します。

③ものづくり班                                            ものづくり班は、夏に行われる測量競技大会(トラバース測量の部)において、優勝目指して練習に励みました。トラバース測量は、別名骨組測量とも呼ばれ、土地の面積を測定する測量のことです。練習の成果もあり、見事岡山県大会を優勝することができました。津山工業高校始まって以来の快挙です。                          ものづくり大会後は、駐輪場に花壇の設置を行いました。自ら設計図を作成し、それを基に、レンガを積み上げていきました。課題研究の授業の中での完成とはいきませんでしたが、後輩たちが残りを頑張ってくれて、無事に完成しました。

④コンクリート班                                            コンクリート班は、9月(予選)と12月(本選)に開催されるコンクリート甲子園への出場、そして優勝を目指して、コンクリートの研究を重ねました。決勝に進むには予選で指定された強度を下回ることなく、指定強度に最も近い10校が決勝リーグに進むことができます(今大会では指定強度30N/㎟、参加は全国26校)。そして津山工業は、38N/mm2(予選8位)という記録で無事予選を突破することができました。 決勝戦は、コロナ禍の影響によりリモートで開催され、学校からリアルタイムでプレゼンテーションを行い、強度部門やデザイン部門など4つの部門で競い合いました。惜しくも、入賞することはできませんでしたが、貴重な体験ができ、建設業に身近なコンクリートについて深い知識が身につきました。

【進路状況】岡山大学に合格!

2022年2月17日 木曜日

令和3年度、3年生の大学進学状況では、 国公立大学に3名が合格と素晴らしい結果が出ています。
今回、見事岡山大学 工学部の合格を勝ち取った建築科 3年 武本 流碧さんに合格までの取り組みや在校生や受験生にむけたインタビューをしました。

建築科 3年
武本 流碧
(岡山大学 工学部 工学科 環境・社会基盤系合格)

Q. 進学先を決めたきっかけを教えてください
 私は2年生の終わり頃、岡山大学工学部を進学先に決めました。岡山大学は令和3年度に学部の統合が行われ、建築系のコースが新設されたのですが、2 年生の終わり頃に詳しいカリキュラムが分かり、この大学で学びたいと強く思うようになりました。
 岡山大学工学部は建築家の隈研吾さんが特別招聘教授として教えられていることが、大きな魅力の一つでした。以前から隈研吾さんの本を読んだり、講演を聴きに行ったりしたことがあったからです。
 また、私は木材を深く学びたいという意欲があったので、木材に特化した研究室があるこの大学を進学先に決めました。
 コロナ禍で生活様式が新しくなっている今、これから始まる新しい建築をこの大学で学びたいという気持ちがあります。大学に入学したら、木材や街づくりに関する研究をしたり、サスティナビリティについても探っていきたいと思っています。

Q. 合格までの道のりをを教えてください
 授業以外で小論文対策をしたり、週1回塾に通って、数学、物理、英語を学んだりしました。そして、学校推薦型選抜を利用して受験することにしました。
 また、コンペや資格・検定取得など様々なことにチャレンジしました。建築研究部では、1年生の時、建築甲子園でベスト8に入りました。その後も、様々なコンペに挑戦し、ワンデーエクササイズやものづくりコンテスト、日本工業大学 建築設計競技などで結果を出すことができました。
 3年生の時には四校連携講座「地域創成学」を受講し、津山、津山東、津山商業の生徒と一緒にフィールドワークを通じて地域について学びました。私は「観光ボランティア」のグループで発表しましたが、自分の街について学んだりコミュニケーション力を磨いたりすることができ、貴重な経験になりました。

令和3年度ものづくりコンテスト岡山県大会
木工加工部門 1位
を受賞した際の様子
在学中は様々な建築関連のコンペに挑戦し
優秀な成果を挙げることができました

Q. 在校生や受験生にむけてメッセージをお願いします
 津山工業で自分の夢を叶えるためには、早いうちから先を見据え、明確な目標を持っておくことが重要だと思います。
 向上心や強い気持ちを持っておくこと、さらにやる気を持つだけでなく、一 つひとつ行動に移すことも必要です。
 そして、先生にアドバイスを受けながら、進路対策に着実に取り組むことが大切だと思います。

【進路状況】岡山県立大学に合格!

2022年2月17日 木曜日

令和3年度、3年生の大学進学状況では、 国公立大学に3名が合格と素晴らしい結果が出ています。
今回、見事岡山県立大学 デザイン学部 建築学科の合格を勝ち取った建築科 3年 高木 蒼さんに合格までの取り組みや 本校在校生や本校の受験生にむけてインタビューをしました。

建築科 3年
高木 蒼 (岡山県立大学 デザイン学部 建築学科 合格) 

Q. 進学先を決めたきっかけや合格までの道のりを教えてください 
 私が進学先を決めたのは高校 2 年生のはじめでした。ですが、新設された学科だったのでほとんど情報がなく、また、コロナ禍でオープンキャンパスが中止となり不安でした。
 しかし、とりあえず良い評定がもらえるよう日々努力を怠らないようにしました。3 年生の時には試験内容が明確になり、具体的な対策を行うようになりました。
 私は、総合型選抜・学校推薦型選抜の 2 つを利用して受験しようと決めたので、岡山市にある予備校に通ったり、先生の協力を得て面接練習をしたりして、結果的に総合型選抜で合格することができました。 

Q. 在校生や受験生にむけてメッセージをお願いします 
 これから進学しようと考えている人は、出来るだけ早くオープンキャンパスに参加するなどの受験対策をしてほしいと思います。準備する期間が長ければ 長いほど、自信につながると思います。また、就職希望の人にも共通して言えるのですが、成績の評定平均が高いほど有利になります。そのため、まずは日々の勉強を頑張ってほしいと思います。そして、何事にも挑戦してみてください。 何かに挑戦した経験が、受験の面接などでは有利に働きます。
 最後に、高校卒業後の進路は、自分の将来に大きく関わってくるので、よく考えて決めてください。しかし、時間は有限です。早めに決めて早めに行動することをオススメします。ぜひ、悔いの残らないよう自分の最善を尽くして希望進路を勝ち取ってください。

第 52 回 「住宅設計コンペティション」(令和3年度7月)
最優秀賞を受賞した際の様子
在学中は様々な建築関連のコンペに挑戦し
優秀な成果を挙げることができました

 

【土木科3年生】課題研究での取組について(その1)

2022年2月17日 木曜日

土木科3年生の授業で行われている課題研究は、①校内整備班 ②道路パトロール班 ③ものづくり班 ④コンクリート班の4班からなり、各班が課題解決に向けて取り組んでおります。今回は、第1弾として、①校内整備班 ②道路パトロール班の2班の取り組みについて紹介します。 

①校内整備班                                             校内整備班は、年間を通して校内にて様々な整備に取り組んでいます。一例として、校内の道の補修工事を紹介します。まずは、今あるインターロッキング舗装をハンマーとブレーカーを用いて解体し、インターロッキングを取り除きます。そこへ砂利を敷いて転圧をし、色粉を混ぜた粗骨材を敷き均します。その後、表面を成形したら完成です。

今回使用した舗装は、水はけがよい透水性舗装を用いました。そのお陰で、雨のたびに水たまりができていましたが、水はけが良く、通行する生徒も水たまりで足が濡れることなく、安全に通行できるようになりました。

②道路パトロール班 国内の多くの道路や橋などの社会インフラの老朽化が問題となっています。そこで、平成30年より岡山県内の土木科を有する工業高校3校で、道路パトロール隊を結成し、それぞれの地域において道路点検を行っています。本校は、国土交通省中国地方整備局岡山国道事務所津山出張所、 (株)NIPPO、(株)富士通交通・道路データサービスの皆さんより、御支援・御指導をいただき、国道53号線沿いの道路点検を行っています。点検には、専用のアプリが搭載されているスマートホンを用い、破損状況を撮影や情報入力を行い、現状を報告します。これらの情報は、クラウド上で共有されているため、必要な補修が迅速に行うことができます。

このように、道路パトロール班は、身近な道路や歩道を利用する人々の安全を守るために活動しており、昨年12月に開催されたおかやまSDGsアワード2021において、特に優良な取組として表彰を受けました。

【土木科2年生】国土交通省によるオンライン講座

2022年2月17日 木曜日

本日5限目に、国土交通省中国地方整備局岡山国道事務所より講師をお招きし、土木科2年生を対象としたオンライン講座を実施しました。講師である国土交通省中国地方整備局岡山国道事務所 根津様、佐々井様の両名より国土交通省での仕事内容や、日本を取り巻く現状とこれからの国土交通省および土木技術者の役割について、講演をしていただきました。                                       今年の土木科3年生には、国土交通省中国地方整備局へ合格した生徒がおり、2年生も先輩へ続くべく、熱心に耳を傾けていました。                        講演の中で、現在の土木を取り巻く環境についても触れていただき、現在はICT施工を積極的に取り入れ、働き方改革も行われているとのことでした。 旧態依然の良くないイメージを持っていた生徒からは、驚きの声が上がりました。また、土木を通して地域課題の解決にも役立っていることを知り、より土木の仕事にやりがいや魅力を感じることができました。質疑応答も活発に行われ、とても有意義な時間となりました。