オープンスクール(実習体験)を実施しました

2022年8月1日

7月28日(木)と7月29日(金)の2日間、
津山工業高校オープンスクールを実施しました。
2日間で319名の中学2・3年生の生徒
また、152名の保護者の方が参加しました。
中学生は、異なる2つの学科の実習体験(60分間)を体験しました。

文化広報委員の生徒が中心となって、コロナ対策を呼びかけたり、誘導をしました。
参加者の皆さん、感染対策への御協力ありがとうございました!

保護者の方を対象にした学校説明会では
副校長より本校の特色を紹介しました

本校の在校生が積極的に中学生と関わりながら
各科の特色ある実習を体験してもらう内容となりました。

参加者からは
「実習はとてもわかりやすくとても楽しかった。」
「先輩がとても優しく、入学できたらと考えたらワクワクする。」
「学校の特色や方針がよくわかった。」

といった感想をいただくことができました。


機械科3年生が課題研究で暑さ指数(WBGT〈湿球黒球温度〉)表示板を作製しました。

2022年7月21日

暑さ指数(WBGT)は、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標です。運動や作業する環境が、どのような状態なのかを知ることは、熱中症の予防につながります。表示板の出来栄えとともに、暑さ指数も見てください。

【ロボット電気科】高精度多面加工マシニングセンタ実習風景

2022年7月20日

2022年3月、本校5号館1Fの自動加工実習室に
新しく高精度多面加工マシニングセンタを設置しました。

マシニングセンタとは、刃物を自動で交換してフライス・穴あけ・中ぐり・ねじ立てなど複数の加工作業ができる工作機械です。

ロボット電気科2年生は、
この4月からこの工作機械で実習授業を受けています。

この1学期のマシニングセンタ実習風景をご紹介します。

バイスを締める作業です
タッチパネルで操作を行います
モニタ画面からパソコンでプログラミングしたデータを転送します
ドリルで穴あけをしています
完成作品です

新しいマシニングセンタは(5軸X・Y・Z・A・C方向)での加工ができるようになり様々な加工が可能になりました。
実際の現場でも使用されている高精度多面加工マシニングセンタで
様々な加工作業に挑戦しています。

収納式を行いました

2022年7月20日

2022年7月19日、津山工業高校では収納式を行いました。

※収納式は、部活動や文化活動などで賞を受けた生徒が、表彰状や盾などを学校長に収め、成果を上げたことを報告する式典です。

収納式では剣道部、柔道部、弓道部、美術部が合わせて21の賞を、デザイン科が合わせて2つの賞を収納しました。

収納式に参加した生徒たちは、一人ひとり授賞にあたっての気持ちや今後に向けての抱負をオンラインで発表しました。

1・2年生からは「今回の授賞を励みにますます部活動を頑張りたい」
引退した3年生からは後輩に向けて「さらに高い成果が挙げられるよう高い目標を持ってほしい」といったコメントが発表されていました。

*****令和4年度1学期収納式 収納一覧*****

■剣道部
◯第61回岡山県高等学校総合体育大会
[男子団体]  第3位

■柔道部
◯第69回中国高等学校柔道大会岡山県予選会
[男子個人] 73kg級 第3位
[女子個人] 78kg級 第2位

◯第61回岡山県高等学校総合体育大会柔道競技
  兼 第71回全国高等学校柔道大 会岡山県予選会

[男子個人戦]
73kg級 第3位
90kg級 第3位
[女子個人戦]
78kg級 第2位

◯第77回国民体育大会岡山県選考会
[少年男子]
60kg級 第3位
90kg級 第3位

■弓道部
◯第86回岡山県高校弓道大会
  兼 第65回中国高校弓道選手権大会県予選会
[男子団体]第3位
[男子個人]第6位、第12位

◯第77回国民体育大会岡山県予選会
[男子団体]第1位

◯第61回岡山県高等学校総合体育大会弓道競技の部
  兼 第67回全国高等学校 弓道大会県予選会
[女子個人]第4位

■美術部
◯令和4年度高校生美術コンクール
[静物デッサン部門 ]
金賞3名

[キャラクターイラストレーション部門 ]
金賞2名
銀賞2名
[風景画部門]
銀賞1名

■デザイン科
[令和3年度明るい選挙啓発ポスターコンクール ]
特選2名

1学期終業式 校長式辞

2022年7月20日

2022年7月19日、津山工業高校では1学期終業式を行いました。

今回の終業式は、新型コロナウイルス感染症対策のため、
Meetを使ったライブ配信での形式となり、
校長式辞に続き、生徒課、保健委員より
夏休みを迎えるにあたっての講話がありました。

校長式辞の様子
「世の中で起こっていることに関心を持ち、自分の生活にどのように影響するのか考え、自分の意志を表現することが大切」
というお話がありました
生徒課長のお話
部活動や資格検定取得などに励み、
有意義な夏休みにしてほしいとお話がありました。

校長からの式辞を紹介します。
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令和4年度1学期終業式 校長式辞

 4月8日に始業式を行ってから3か月が経ち、1学期も終業式を迎えることになりました。
 この1学期間に、皆さんはどのような学習や経験を積むことができたでしょうか?今一度振り返ってみましょう。
 これからお話しすることは、政治的な意図は全くないもので、皆さんが、命の尊さを考え、今自分たちが何をしなければならないか考えて欲しいと思いお話しします。

まず、世界に目を向けると、2月24日にロシアがウクライナに侵攻して以来、現在もウクライナの人たちの賢明な抵抗が続いており、毎日のように報道されています。
 歴史的な領土問題や外交問題などの背景があり、双方言い分はあるようですが、ロシアは武力行使によって自国の主張を通そうとしてしまいました。ウクライナも武力で対抗してしまいました。その結果、多くの市民、兵士の命が奪われることとなってしまいました。

 もっと平和的な解決方法はなかったのか。一日も早い武力の終結と平和的な解決を願うばかりです。

 日本においては、7月8日に安倍元内閣総理大臣が路上での演説中に銃撃され、亡くなるという事件がありました。
 参議院選挙に向けての遊説中であったため、民主主義を揺るがす蛮行と報道されました。
 安倍元首相のご冥福をお祈りします。

 この2つのニュースをみて皆さんはどう感じたでしょうか。

 決して武力や暴力によって自分の主張を通そうとしてはならない。と感じたのではないでしょうか。
 武力や暴力以外の解決方法があるとするなら、意見を戦わし、双方納得できる方法を見つけることしかないと思います。
 そのために、皆さんが今できることは、自分の考えを相手に伝えるための表現方法を身につけることです。また、相手の主張を聞き取る力や、世の中にある数えきれないほどの情報から何が正しいのか見極める力を身に着けることです。

 4月には、池田精工様から製氷機2台を寄贈いただきました。池田会長は、本校の卒業生であり、津山工業在学中には友人と将来の夢を語り合い、ご自身は「津山の地域に若い人が働ける場所をつくりたい。」という夢を友人によく語っていたと言われていました。そして、卒業後、実際に会社を興し、創業50周年を迎えたことを機に、「津山圏域活性化の原動力となる人材育成に活用して欲しい。」という思いで皆さんに製氷機を寄贈くださいました。

 皆さんも、友達と自分の夢を語り合ってみてはどうでしょうか。
 そして、自分の意思表示の方法の一つに選挙で投票することがあります。

 成人年齢が引き下げられ、3年生の一部の人は既に選挙権を得ている人もいます。
 世の中で起こっていることに関心を持ち、自分の生活にどのように影響するのか考え、自分の意志を表現することが大切です。一番怖いのは、無関心になることです。

皆さんの多くは、津山工業を卒業後就職していきます。社会人としての資質を養う最後のチャンスとなる場が、ここ津山工業高校です。

 明日から夏休みに入りますが、皆さんが、いろいろなことを見て、聞いて、経験して、そして、考え、判断できる有意義な時間になることを期待して、式辞とします。

令和4年7月19日
岡山県立津山工業高等学校
校長 髙林 康徳