3学期終業式を行いました

令和4年3月18日(金)始業式を行いました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、
今回もMeetを使ったオンラインで
校長式辞に続き、生徒課長の講話を各HR教室にライブ配信しました。

【校長講話】
引き続き万全のコロナ対策を講じながら
4月から始まる新しい学年に向けて
いい準備を進めてほしいとお話がありました
【生徒課長講話】
コロナ禍でも努力を重ね
県大会等で結果を残した部活動の功績を讃えました
また規範意識を忘れることなく
充実した春休みを過ごしてほしいと
お話がありました

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3学期終業式校長式辞より(2022.3.18)

 皆さんおはようございます。

 本日は、令和3年度、最後の一日となりました。皆さんにとって、この1年はどのようなものだったでしょうか。昨年度同様、新型コロナウイルスの感染拡大により、行動制限の多い学校生活でしたが、充実した1年が過ごせたでしょうか。このような節目となる日には、是非1年間を振り返る、そんな時間を作って欲しいと思います。良かったこと、あまり良くなかったこと、出来たこと、出来なかったこと、それぞれに色々あったと思います。「反省が多かった」という人もいるかもしれません。でもそのことは、決して悪いことだとは考えないでください。その反省を、今後どう克服していくか、その方法をしっかり考え、行動に移すことに繋げることができれば、その反省は、成長へのステップとなります。今日は是非、ステップを見つけてみましょう。

 さて、全国的に適用されていた新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置は、岡山県では3月6日で解除、その他の地域も21日で全面解除されるようですが、新規感染者の数は、本県でも500人前後と、あまり減少していない状況です。この第6波が、昨年の第5波と明らかに違う点は、その新規感染者の多さです。本校の関係者も複数名が感染者となっています。このことについて、皆さんに是非お願いしておきたいことをお話します。学校としては、皆さんが安全に、そして安心して学校生活を行うため、必要な情報はGメールや39メール等を通じて提供していますが、それ以上に「個人を特定」しようとしないでください。誰が感染したか、という気持ちは誰しもが興味をもつ自然なことです。しかし、感染した人を特定しようとしたり、うわさ話をしたりという何気ない行為が、差別や偏見に繋がっていまうということを、よく認識しておいてください。特にSNSに書き込むという行為は厳に謹んでください。よろしくお願いします。

 3月1日、卒業証書授与式を挙行し、222名の卒業生を送り出すことができました。
 在校生は、工業化学科2年の神本桂樹(かみもと よしき)生徒会副会長が代表として出席し、先輩たちに対して、素晴らしい感謝のことばとエールを送ってくれました。これを受け、卒業生代表として建築科の中谷拓巳前生徒会長が述べた、答辞の一節を紹介します。

「特に印象に残っているのは、3年生で行った課題研究や卒業設計です。私は、卒業設計で公共施設の設計をしました。利便性だけではなく、周辺の住宅などへの影響も考えながら、理想のデザインを考えることに、やりがいを感じました。長い時間をかけた結果、自分の思い描いたものが形になったとき、高揚感や達成感を得ることができ、ものづくりの楽しさを学ぶことができました。」

工業高校ならではの素晴らしい答辞だったと思います。「ものづくりの楽しさ」を学ぶためには、自らが主体的に取り組むことが大切だと思います。皆さんも、このような思いで卒業式が迎えられるよう、4月から始まる新しい学年に向けて、いい準備を進めてください。

 新学期は4月8日からスタートします。2年生の皆さんにとっては、いよいよ就職・進学に向けての準備が本格化していきます。コロナウイルスが、いつ、どこにいても不思議ではない状況であるということを常に心にとめて行動し、始業式の日は、元気な皆さんと会えることを楽しみにしています。

津山工業高等学校 校長 山口徹尚

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