【工業化学科】児島湖環境学習を行いました

令和4年1月13日、工業化学科1年生は児島湖にある「なださきレークサイドパーク」で岡山県環境管理課、下電造園土木(株)の協力のもと環境学習を行いました。

 私たちが日常生活の中で、排出する生活排水には河川の環境を悪化させる窒素やリンが含まれています。これらを放置すると湖沼が富栄養化となりプランクトン増加による赤潮の発生やアオコの発生など水質が悪化する原因になります。この窒素やリンを吸収し水をきれいにする働きを行ってくれるのがヨシ(葦)です。

 ヨシは春から夏に窒素やリンを吸収しながら成長しますが、冬場に放置すると河川で腐り吸収した成分が水に戻り河川の環境を再び悪くしてしまいます。

そこで、工業化学科では、毎年、枯れたヨシを刈り取り、新しい芽が出やすい環境を作ることで児島湖の環境悪化を防ぐ活動を行っています。

また、ヨシを刈り取るだけでなくポイ捨てされたごみが多く漂着しているのでごみの回収も行いました。

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児島湖環境学習を終えての生徒の感想

・ヨシは窒素やリンを吸収し児島湖を浄化しながら成長すると知りました。しかし、児島湖の水を瓶に入れてみましたが、少し濁っていて汚れていました。また、ごみが多く自然の力だけではきれいに回復できないと感じました。

・児島湖のごみを拾ったときに大量のごみが出て驚いた。原因の一つが自分たちの捨てたごみが川を経由して湖や海に流れていくことを知りました。だから自分はごみ箱にきちんと捨てること、リサイクルできるものはきちんと分別することを実践していきたいと思いました。

出発時の様子↓

ヨシ刈りの風景↓

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