1学期終業式 校長式辞

2021年7月19日、津山工業高校では1学期終業式を行いました。

今回の終業式も、新型コロナウイルス感染症対策のため、
Meetを使ったライブ配信での形式となり、
校長式辞に続き、生徒課、教務課、進路課より
夏休みを迎えるにあたっての講話がありました。

各学年自分たちの将来を「主体的に」切り開いていくため
有意義な夏休みとなるよう取り組んでいきましょう。

校長からの式辞を紹介します。
**************************

令和3年度 1学期終業式校長式辞(7月19日)

みなさん、おはようございます。 

1学期の始業式は体育館で行う事ができましたが、終業式はこのようにオンラインで実施することになりました。皆さんの前でお話することができず、大変残念ではありますが、オンラインという新しい形で行えることに感謝したいと思います。

 新型コロナウイルス感染症については、本県でも6月1日から20日まで、緊急事態宣言が発令されるなど、まだまだ収束には、ほど遠い状況ではありますが、幸いにも本校関係者から感染者が出ることはありませんでした。何よりも有り難いことだと思っています。現在の県内の感染状況は、幾分落ち着いている状況ではありますが、関東圏では既に感染者が増え始めています。今後どのように感染拡大が起こるか、全く予想はできませんので、引き続き感染症対策を徹底し、感染予防に取り組んでいきましょう。

 さて、この1学期、本校では新たな取組がスタートしました。それはICT機器の活用です。本校の生徒・教職員全員に、グーグルのアカウントを設定、1年生の皆さんには、全員クロームブックを購入してもらい、様々な場面で活用してもらっています。先生方もそれぞれに、様々な活用方法を工夫し、皆さんの学習活動を支援してくれています。朝の健康観察、授業での調べ学習、ジャムボードを使用しての協同学習、登校できない生徒とのオンライン授業を行ったクラスもありました。2年生3年生も、学校所有のiPadや皆さん自身のスマートフォン等を活用し、授業評価などのアンケートや授業の振り返り、部活動での情報共有などを行っていると思います。これらの技術は、まさにこれからの時代を生きていく皆さんには、必要不可欠のものであり、2学期以降も積極的に活用していくとともに、情報の伝達や検索に留まらず、学びや思考が深まる使い方を、是非工夫していってください。

 今日で1学期が終了します。皆さんにとって1学期はどのようなものだったでしょうか。始業式で、「自分は何に向いているのか、自分はどのような能力があり、どのようなことに取り組めば、その能力が開花するか、考えたことがありますか。自分が向いていることに出会うためには、少なくとも待っているだけでは無理です。自らが主体的に、それを求めなければ、出会うことすらできません。そのためには、自分のアンテナを高くし、様々なことに興味をもち、そしてチャレンジすることが必要です。」という話をしたと思います。何かにチャレンジすることが出来たでしょうか。学期の節目は、是非自らを見つめ直す、そして2学期に向けて志を新たにする、そんな時間を作って欲しいと思います。

 3年生の皆さんにとっては、進路選択という、大切なチャレンジの時が身近に迫っています。就職や進学という皆さんにとって、経験のない世界へ一歩を踏み出すことには、多くの不安があると思いますが、それは当然です。そのために、先生方や保護者の方々がサポートをしてくださいます。でも、主人公は皆さん一人一人です。来年、就職先で働くのも、進学先で勉強するのも、皆さんであって、先生や保護者の方ではありません。そのためにも、是非「主体的」に進路選択にチャレンジして欲しいと思います。皆さんにとって、最適な選択ができるよう、学校としてもしっかりサポートしてきたいと思います。

 2学期は9月1日からスタートします。夏休みの時間を有意義に過ごし、成長した皆さんと会えることを楽しみにしています。
 以上で、私からの終業式にあたっての話を終わります。

津山工業高等学校 校長 山口徹尚

コメントは受け付けていません。