令和3年度一学期始業式を行いました!

2021年4月8日、令和3年度一学期始業式を行いました。

昨年度はコロナウイルス対策のため
各教室で放送により行いましたが
今回は久しぶりに体育館で一斉に実施しました。

新任者や新担任の紹介も
対面形式で行うことができました。

校長の式辞では、東京オリンピックへの出場権を獲得した
卒業生 岡田直也さんについて触れる場面があり
生徒それぞれ自分の可能性を伸ばしていけるよう
何事にも主体的に取り組んでほしいというメッセージが投げかけられました。

それぞれの成長が実感できる一年にするため
気持ちを新たにする始業式となりました。

校長からの式辞を紹介します。
* * * * *

令和3年度 1学期始業式校長式辞(4月8日)

 今日から令和3年度がスタートします。新3年生、新2年生の皆さんは、新たな気持ちで本日を迎えていることと思います。昨年度1年間は、新型コロナウイルス感染症対策のため、始業式・終業式は全て放送で行いましたが、今日はこのように対面で行えることを、大変嬉しく思います。

 とはいうものの、ウイルスが収束したわけではありません。岡山県内でも連日新規感染者の報告が続いており、決して安心できる状態ではありません。感染症対策をきちんととった上で、可能な範囲で活動を再開していくという考え方です。引き続き、密閉・密集・密接の三密を避ける、マスクの着用や手指消毒、換気を行うなど感染症対策を徹底するとともに、自らの健康・命は自分で守ることを意識し、取り組んで欲しいと思います。

 さて、今日登校してきたときに気づいた人もいると思いますが、校門に向かって右側の柵に掲出している横断幕を掛け替えています。以前は、一昨年の高校生ものづくりコンテスト木材加工部門で全国優勝を達成した上原歩実さんを顕彰するものでしたが、現在は誰の名前が掲出されているかわかりまますか?正解は岡田直也さんです。岡田さんは、本校のロボット電気科の前身である電子機械科を平成21年に卒業しました。高校時代は水泳に取り組んでいたようです。その後進学した大阪産業大学で、ライフル射撃競技に出会い、みるみるうちにその能力を発揮、2016年リオデジャネイロオリンピックに出場、そして今回も東京オリンピックへの出場権を獲得、という快挙を果たされました。その栄誉を讃えるともに、東京オリンピックでの活躍を祈念し、同窓会が横断幕を作成してくださいました。是非みんなで応援をしたいと思います。

 高校当時を知る先生方にお伺いをしたところ、まさかオリンピック出場選手になるとは、誰も思っていなかったようです。当然本校にはライフル射撃部はありませんし、卒業後に出会った競技が、岡田さんの潜在的な能力を引き出したということです。

 皆さん一人一人、自分は何に向いているのか、自分はどのような能力があり、どのようなことに取り組めば、その能力が開花するか、考えたことがあるでしょうか。考えてみても、たぶんわからないと思います。先生方が皆さんを見て、その能力を見抜くことも、たぶん難しいと思います。ひょっとすれば岡田さんのように、素晴らしい潜在能力を秘めているかもしれません。 自分が向いていることに出会うためには、少なくとも待っているだけでは無理です。自らが主体的に、それを求めなければ、出会うことすらできません。そのためには、自分のアンテナを高くし、様々なことに興味をもち、そしてチャレンジすることが必要です。特に3年生は、進路選択という、大切なチャレンジが身近に迫っています。進路選択だけでなく、部活動や、ものづくり、資格取得など、工業高校には、他の高校にはないチャレンジする対象が多くあります。

 いま、主体的という表現を使いました。自主的と主体的の言葉に違いは、前回も説明したので、ここでは繰り返しませんが、一番の大きな違いは、「自分がやりたいと思ってやる」ことが主体的です。「自分がやりたい」ことには心のエネルギーがあります。少しの困難や壁ぶつかっても、それを乗り越えていく力があると思います。

 是非、様々なことに興味を持ち、そしてチャレンジしていく1年にして欲しいと思います。

 明日からは新入生が登校し、皆さんは先輩になったことを実感することになります。美作地域唯一の工業高校の一員であることに誇りをもって、一人一人の成長が実感できるよう学校生活を送っていただきたいと思います。

津山工業高等学校 校長 山口徹尚

新任者紹介
各課長・各専門科長・新担任の紹介
生徒会長挨拶

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