3学期始業式 校長式辞

2021年1月8日、津山工業高校では3学期始業式を行いました。
今回も、新型コロナウイルス感染症対策のため、HRで放送により行いました。

校長からの式辞を紹介します。

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皆さんあけましておめでとうございます。校長の山口です。

2021年がスタートしました。また、今日から令和2年度の3学期が始まりました。新しい年を迎え、皆さんも新たな気持ちで登校していることと思います。一人ひとりにとって充実した年にしてほしいと思います。

2学期の最後の2日間は、残念ながら本校でも新型コロナウイルスの感染者がでてしまい、臨時休業とせざるを得ませんでしたが、今日、元気な皆さんと会えたことを、たいへん嬉しく思います。学校としては、皆さんが安心して教育活動に取り組めるよう、2学期に引き続き、健康観察、マスク着用、手指消毒、教室内の換気、三密を避けた学校生活等に取り組んでいきます。皆さんも、自らの健康は自ら守る、仮に自らが感染したとしても、他人に対して絶対うつさない強い意志を持って実践していくとともに、その生活習慣を定着していきましょう。

身近なところで感染者がでると、誰が陽性だったか、気になるところだと思います。その気持ちが起こることは当然なことだと思いますが、その次に繋がる行動を、絶対起こさないようにしてください。感染症に対する偏見や差別が問題となっているように、感染した人を特定しようとしたり、うわさ話をしたりという行為が差別や偏見に繋がっていきます。ちょっとした心ない行動が、偏見や差別になることを認識しておいてください。「疑問を解決しようとする行動を我慢すること」、それが人権を守るための大切なポイントです。特にSNSは要注意です。ネットに書き込むという行為は絶対にしないでください。

さて、皆さんは、この2021年、この3学期をどのように、生きよう、また過ごそうと考えていますか。1学期の始業式の時、「実習を通して,こんな技術を身につける,部活動で優秀な成績を収める,資格取得に挑戦する,どんなことでも良いので、是非一年の目標を考えてみてください。またその目標達成にむけ、主体的に取り組んでください。」という話をしたと思います。その目標の達成に向けて、着実に歩みをすすめることができているでしょうか。

ひょっとしたら、このコロナ禍で、様々な制約があり、思い通りにすすんでいない人もいるかと思います。大会や資格試験が中止となってしまった、思うような準備ができなかったなどなど。しかし、こういう時だからこそ、出来ないことを嘆くのではなく、どうやったら出来るのか、目標をどう変更すれば出来るのか、そういった視点で、是非前向きに考えて、歩みを進めて欲しいと思います。

いろいろと制約の多い状況ではありますが、皆さんにとっては二度と無い、かけがえのない高校生活です。自らの目標に向かって悔いの無い日々を過ごして欲しいと思います。3学期、皆さん一人ひとりが、一人ひとりの在り方で、成長することを期待して、始業式の式辞とします。

津山工業高等学校 校長 山口徹尚

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