2学期終業式次第にかえて
校 長 山口 徹尚
昨日で令和2年度の2学期が終わり、冬季休業となりました。
2学期は、残暑厳しい8月17日からのスタートでした。暑い中での実習等、厳しい環境の中、みんなよく頑張ったと思います。楽しみにしていた峰南祭も中止が危ぶまれましたが、生徒会を中心によく工夫し、規模や形を変えて何とか実施することができました。
部活動の試合や発表会、ものづくりの大会も、その多くが中止となる中で、県大会で柔道部が団体戦3位、個人戦2位が2名、弓道部が団体4位、土木研究部が3位、それぞれ入賞を果たしています。また、剣道部が津山警察署から「善行少年表彰」を受賞するなど明るい話題も多くありました。
新型コロナウイルス感染症対応のため、様々な活動が制限を受ける中、その時々の制限された条件の中で精一杯工夫しながら、諦めず努力を重ねてきた成果であると思 います。この状態は今後も続くことが予想されています。「出来ることを工夫する」「継続していく」この姿勢を今後も貫いていただきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の感染の勢いは、今のところ衰えをみせておりません。残念ながら本校でも感染者が出てしまい、終業式とその前日の2日間、臨時休業せざる を得ませんでした。学校としては、皆さんが安心して教育活動に取り組めるよう、保健所等と連携し、校内消毒等に取り組んでいきますので、皆さんもマスクを必ず着用 し、三密を避けた行動を徹底するなど、新しい生活様式を定着させ「うつらない」「うつさない」生活を心掛けてください。
感染症に対する偏見や差別が問題となっています。感染した人を特定しようとしたり、うわさ話をしたりという行為が差別や偏見に繋がっていきます。特にSNSに書き込 むという行為は厳に謹んでください。ちょっとした心ない行動が、偏見や差別になる ことを認識しておいてください。
コロナ禍で危惧されているのが、「人との繋がりが希薄になってしまう」ということ です。「集まったり」「話をしたり」という状況が感染拡大に繋がってしまうので、 それを制限されると、孤独感を感じる人が増えてきてしまいます。不安や心配事があ れば、一人で抱え込まず、必ず誰かに相談する、相談できなければ相談窓口に電話やメールで連絡してみる、様子のおかしい友達がいれば保護者や先生に相談する、そのことを是非心にとめておき、そのようなことがあれば実行してください。
3学期の始業式は1月8日です。元気な皆さんと会えることを楽しみにしています。 それでは皆さん、良いお年を!
