【弓道部】活動状況および大会報告

昨年度はブログ発信が滞り申し訳ありません。部のHPで昨年度の戦績報告は行う予定ですのでそちらをまたご覧下さい。

○4/ 8(日) 美作地区高等学校弓道春季大会 於:津山市弓道場
男子団体戦2位  津山工業A  山根 國米 奥 安藤 實原
3位  津山工業B  山下 松本 戸田 末田 江原
女子団体 2位  混成(津工・津商)内山 多木(森脇 左子 見手倉:商業)
男子個人戦1位  津山工業 山下 慧 8射7中
女子個人戦2位  津山工業 多木乃愛 8射5中

平成30年度初めての大会は、例年この地区大会で始まります。男子については、個々の的中自体はほぼ平素の通りの力を発揮していましたが、団体戦ではあと一歩爆発力に欠け、どのチームも優勝には結びつきませんでした。昨年度から地区大会の男子団体では優勝を逃し続けているので、今回こそ、と3年生を中心に気合いを入れて臨みましたが課題が残る形になりました。
一方2年生が2名しかいない女子は、津山商業との混成チームで団体5人立を経験し「団体戦の中での役割」という意識を持つことができたのが大きな成果となりました。

○4/19(木) 部結成を行いました!
部活動紹介後、連日多くの1年生が部の見学・体験に参加する中、部結成を行いました。
男子が5名、女子が4名、計9名の新入部員を迎えました。本年度から1年生が1クラス減となる影響もあってか男子の入部数が少なく、例年よりは少数でのスタートとなりましたが、女子が久しぶりに多く入部してきたので、男女とも夏以降は団体戦へ出場できそうです。
現在は、部結成後1名新たに男子の部員を迎え、1年生は10名、2・3年生もあわせると27名で活動しています。このところ途中入部者が若干名毎年出ていますので、これ以降もひょっとすると「弓道をやってみよう」という1年生が訪れるかもしれません。
ちなみに2・3年生は最初入部数が多かったのですが、最初の段階でかなりの人数が減っていき、結果として本当に弓道が好きな生徒だけが残った印象です。新メンバーで頑張っていきたいと思います。

○4/21(土)・22(日)岡山県高等学校弓道大会 於:吉備津弓道場
男子団体戦(7位)津山工業 竹久 實原 山下 江原 國米 戸田
予選 11中 10中 決勝トーナメント1回戦負(9-14 倉工)
男子個人戦10位  津山工業 國米健太  8射6中 遠近法にて順位決定
女子個人戦出場  5中で競射 該当者なし

地区大会から2週間経ち、中国大会予選にあたる県大会に臨みました。男子については地区大会前、団体での的中の上限が伸び悩んでいましたが、徐々に調子を上げ、予選通過的中を平均的には出せるようになりました。ただし、極端に的中が下がる時があり、不安を残しての出場となりました。
予選は勝ち上がり、決勝トーナメントには進みましたが、1回戦の倉敷工業戦において、場に呑まれてしまい、自滅する形となりました。この大会は、たとえ決勝1回戦で敗れても総的中数が高ければ中国大会への出場枠獲得するチャンスがあります。5人立はもともと個々の一本の重みへの自覚が薄れる傾向がありますが、相手チームの好調さに気圧される中、あせりと不安から互いが支え合うのではなく依存し合う形になってしまいました。中国大会への出場枠に入れるだけの力はあったと思いますが、「自分たちの射」ができず的中数も落ち込み、そこで敗退してしまいました。
ただし、個人戦では電子機械科3年の國米健太君が入賞し、ただ1人ではありますが、6月に島根県出雲市で開催される中国大会への出場権を獲得できたことはよかったと思います。
2日目の女子は、個人戦のみでの出場となりました。先日の地区大会では2名とも得るものがあったのですが、まだ2年生、県大会では思うように力を発揮できず順位決定戦まで残ることができませんでした。
今回の大会では男女とも大変悔しい思いをしましたが、各々がたくさんの課題を見つけることができたと思います。中でも、団体戦では個々が自分の4本に責任を持ち、「半矢+2以上」の総的中数を安定して出せるチームがやはり強い、ということを男子は痛感したはずです。

○4月29日(日)第82回岡山県高校弓道大会(遠的競技の部) 於:倉敷市弓道場
男子出場

倉敷市弓道場にて行われた年に2回開催される遠的大会に出場しました。普段の近的大会と違い、60メートル先の的を狙う遠的は練習場所確保の問題により普段なかなか練習ができていません。そんな練習不足の上に、出場選手3人の内2人が初めての遠的大会となり、試合で何本的中するのか心配でしたが、24射中11本の的中と入賞こそ出来ませんでしたが次の大会へ期待が持てる好成績な結果となりました。次大会では練習場所を確保して入賞を目指したいと思います。

○5/12(土)美作地区高等学校総合体育大会弓道競技 於:津山市弓道場

男子団体戦優勝  津山工業  山下 戸田 末田 江原 竹久 安藤み 實原
男子個人戦3位  津山工業  奥 翔吉 8射6中
女子団体戦3位  津山工業  内山 多木(他津山商業3名の混成)
県総体個人一次予選通過者
津山工業  國米 健太  奥 翔吉  山下 慧  多木 乃愛

4月の県大会での反省に基づき、個々が「自分の4本」を引き切る意識を持ち、6月の県総体へ向けた努力を続ける中、県総体の個人戦1次予選を兼ねた地区総体が開催されました。この大会は美作地区の弓道部に所属する1年生から3年生が一堂に会する唯一の大会です。1年生にとっては、先輩たちの雄志を初めて見ることができる大会でもあります。また、3年生にとっては最後の個人戦になるかもしれない、3年間の部活動の総まとめの大会でもあります。
午前の個人戦では地区予選出場をかけた試合という独特の緊張感の中、いつも通りのことがなかなかできず、力を発揮できなかった者が多かったように思います。そんな中、本校では4名が予選を突破することができました。午後の団体戦で、男子は、昨年度優勝を逃した雪辱をはらすことができました。地区大会での優勝も久しぶりとなり、チーム一丸となって自分たちらしい試合をできていたように思います。中でも、3年生は思いが強い分、今までの個々の努力が試合でも発揮でき、後輩の手本として戦えていました。また、女子も混成チームの中で今できることを可能な限りやろうとする姿が見えました。1年生も初めての大会運営の中で、戸惑いながらも動こうとしていたと思います。各々が  いい意味での成長が見られる大会となりました。成功体験はもちろん本人にとって自信に繋がります。しかし、悔しい思いや失敗も、自暴自棄にならずその後に反省できれば新たな課題を見つけるチャンスになり、成功だけでは得られない深い学びになるものです。
今日1日の中で感じたこと、考えたことを忘れず「鉄は熱いうちに打て」ということわざ通り、今後の成長の糧にしてくれるものと思います。

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