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【社研部】2021スプリングセミナー報告

2021年6月7日 月曜日

5月1日(土)10:30~15:00 「岡山県高校生社会問題研究部 2021スプリングセミナー」が、本校の六十周年記念館で開催されました。

岡山県内の高校生が参加予定でしたが、昨今のコロナ感染の状況から予想していた参加者が欠席となり、総勢15名での会となりました。

午前中は、広島被爆体験伝承者 藤川晴美さん による 講話「あの時の声を伝えなくては」をお聞きしました。たくさんのスライドを見ながら、これまで知らなかった原爆のその時とその後の76年間を知りました。

藤川晴美さんが、参加生徒に問われました。「平和とは?」
生徒の回答は「戦争が起きないこと。」「自由にくらせること。」「食べ物に困らないこと。」
「誰もが命の危険を感じることなく、人として平等に迎えられること。」 そのために藤川さんが考える「私たちにできること」は、
①知ること ②考えること ③自分にできることから始めること
そして、藤川さんは、なぜ伝承をしているかというと、 「伝えていかないと忘れられてしまうから。」
原爆死没者慰霊碑に「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」とある。これは世界平和を祈念するヒロシマの心が刻まれている。これを忘れないためだとおっしゃっていました。 顧問は、帰りに津山市立図書館に立ち寄り「はだしのゲン」10巻を借りて読み、戦争の悲惨を再確認したところです。

午後は、東岡山工業高校の生徒さんによる「亀島山で戦争や朝鮮人強制労働について考える」報告会がありました。水島での現地視察を行い、レポートをまとめておられました。 社会問題を考える。こんな機会を今後も大切にしていきたいものです。

藤川さんによる講演会の様子